新選組フェスタ
(おまけ)

2004.12.04

10月に東京の『新選組フェスタ』に行って来たけど。そのあとに<日野ふるさと博物館>に新しく公開されたものがあった。今回はそれを観たいがための東京行き。最初はそのためだけに東京になんて行けないよなぁ・・・と思ってたんだけど。色んな状況が重なって12月4日に東京に行けることになった。

たぶんこれらの状況がなかったら東京行きはなかっただろうな。今回も自分のサイトで「新選組に興味のある方にはいつでも史跡を案内します」と公言し、何人もの人たちの案内を引き受けてくれている紺野さんに案内をお願いした。

この日はお昼近くに紺野さん家の最寄の駅で待ち合わせ。駅の近くの<紅虎餃子房>ってお店でお昼ご飯を食べてから行くことにした。このお店で紺野さんは<チャーシュー麺>、私は<ゴマスープゆで豚麺>ってのを頼んだ。それから<タマゴレタス炒飯>っていうのも頼んで2人で食べた。ラーメンも炒飯もすごく美味しかった。でも、ラーメンのゆで豚はあんなに入ってなくてもいいかも。

お腹がいっぱいになったところで最寄の駅から電車に乗って日野駅へ。

日野駅を出てあれ? 『日野フェスタ』の期間が終わったのに貸し自転車はまだあるみたいだ。観光案内所に行くと12月12日まで貸してくれると書いてあったんで、自転車を借りることにした。

でも、案内所の人はカップルに色々説明していてなかなか私たちに順番が回って来ない。イライラしながら順番を待ち、ようやく私たちの番になったんで紺野さんが「自転車を借りたいんですけど」と申し出た。その際に「サドルが高いと足が届かないんで、1台はサドルを下げて下さい」と頼んだら、案内所の人は私を見ながら独り言のように「子供用のもありますけど」みたいな事を言うのが聞こえた。 

案内所の人に自転車のカギを渡され、自転車置き場に案内された。そこには案内所の人が呟いたように子供用の自転車もあったけど、小学生しか乗らないようなサイズだった。これを本気で私にと思ったんだろうか・・・。

紺野さんに出された自転車はハンドルが真っ直ぐになっているタイプ。案内所の人に「この自転車で大丈夫ですか?」と訊かれた紺野さんが「大丈夫ですよ」と返事をしている。その光景を見ながら(私には乗れないなぁ・・・私のもこういうのだったらどうしよう)なんて思ったけど、次に私に出してくれた自転車は普通のママチャリだったんでホッ。乗ってみるとやっぱりサドルが高くて1番低くしてあるのに地に足が着かなかった。でもこれくらいなら会社の自転車で慣れてるから乗れないことはない。

「これでいいです」と言ったら、紺野さんから「危ないからダメ。俺が怖い」とダメ出しが出た。じゃあ他の自転車・・・。紺野さんが自分の自転車を指して「これは?」「そんなの乗れない。ママチャリしか乗れないもん」と返事をする。案内所の人が他の自転車を探そうとしてくれてる時に、再び紺野さんが「子供用のにしたら?」と声をかけてきた。冗談だと思って「子供用のなんてヤだよ」と返事。そしたら「仕方ないだろう」という言葉が帰ってきた。

その言葉に本気で言ってるんだと気がついた。紺野さんとしては安全面を考えての言葉だったらしいんだけど・・・いくら私がちびでもこの自転車は小さすぎるよ。それに大人にこんな小学生しか乗らないような自転車に乗って走れだなんて・・・。私にだってプライドはある。思わず「子供用のに乗るくらいなら歩く!」と叫んでしまった。私が実際に紺野さんと話しててこんな言い方をしたのは、これが初めてだった。

そんな時、案内所の人が「これは?」と最初の自転車の隣にあった自転車を勧めてくれた。乗ってみるように言われた私だったけど。この時の私は自分でも考えられないくらいおかしな行動に出た。

自転車に乗ってみる前に、持っていた荷物を自転車の前カゴにキチンと収めようと必死になったのだ。頭の中で何をやってるんだ!って声がするけど身体が止まらない。紺野さんがイライラしながら「そんなことはあとでいいだろう」と言った言葉に、ようやく手を止めて自転車にまたがった。

今度の自転車はちゃんと地に足が着いたんでこれに決定。案内所の人がこの自転車のカギを取りに行ってくれた。それを見送り、紺野さんの方を見たら・・(あ〜あ、身体から不機嫌オーラが立ち上ってるよ) 試しに声を掛けてみたら素っ気無い返事が返ってきた。(やっぱりね。でも私も紺野さんの心無い言葉に傷ついたんだから知〜らない!)

それから案内所の人が戻ってくる間に自転車を前に出しとこうとしたんだけど。あ、そうだ。カギがないから動かないんだったと止めた。

そうしている間に案内所の人が新しいカギを持ってきて、自転車を出してくれた。そして紺野さんに「5時までには」と自転車貸し出しの規定の話をする。紺野さんが「<ふるさと博物館>に行くだけですから」と言っているのを聞いて、(そうか、<高幡不動尊>には行かないのか)とガックリ。でも、<高幡不動尊>にも行きたいと言える状況ではなかった。

雰囲気の悪い中、無言で<日野ふるさと博物館>に向けて出発。

後ろを振り向きもせずに軽快に自転車を走らせる紺野さんのあとを追う私。しばらくそんな状態で走っているうちに赤信号に引っかかって停車。信号が変わるのを待っていると紺野さんが振り向いてニヤリ。(あ、信号無視する気だ)と思った瞬間に紺野さんが自転車をスタートさせたんで私も続いた。もちろん信号は赤のままだ。

この時の紺野さんは機嫌が直ったと言うよりも、“大人な心”で不機嫌さをどこかに押し込めたといったところだろう。なにしろ後にまたこのことで怒られたんだから(苦笑)。

ともあれ、この時は紺野さんのこの“大人な心”のおかげで雰囲気の悪さは消えた。

<日野ふるさと博物館>に辿りつくには急な坂道を上らなければならない。前回は歩いて上ったけど今回は自転車。ペダルを1回踏み込むだけでもメチャメチャ大変でキツイ。紺野さんに大きく引き離されながらも絶対に自転車を降りないぞと頑張って坂道を上った。

日野ふるさと博物館

   
  そしてようやく<日野ふるさと博物館>に到着。先に着いていた紺野さんと合流して建物の中に入ろうとしたとき、咳が出だして止まらなくなった。坂道を無理に自転車で上ってきたせいだ。このことはもともと気管支の弱い私にはかなりの負担だったらしい。

自販機のジュースを飲んだり、紺野さんにもらったのど飴を舐めたりしたけど。咳はなかなか止まらず、何度も咳き上げそうになった。風邪をひいた時によくこうなるけど、今回のはかなり酷かった。

おかげで建物の中に入るまでにだいぶ時間がかかってしまった。なんとか治まってきて中に入ったときには受付の人に「大丈夫ですか?」と声を掛けられたくらいだ(苦笑)。

展示室の中に入り、以前に観た展示品をざっと観てから目的のものの収められているガラスケースに近づく。目的のものは<山ア丞の取調日記> ガラスケースの中には実物と拡大コピーされたものが展示されていた。実物は思っていたよりも小さかった。なんとなく昔の商家に出てくる<大福帳>みたいな大きさをイメージしてたんだよね。

でも、懐に忍ばせてたとしたらこれくらいだよなと思い。書いてある文字を見ながらよく筆でこんな小さい字が書けるなと感心した。