ぷちの場合

 
   2年前のある雨の朝、ちびの様子がおかしかった。帰って来たら病院に連れて
   行くと言い、会社に行った。会社から帰って「どう?」と聞いたら、
   「ちびはもう元気なんだけどね」と母。ちびじゃなきゃ、みーかくーがどうかした
   のかと思ったら、「あれ・・・」と母が指差した。
   「あれ?」母の示した先に箱が置いてある。覗いてみると、「なに、これ?」
   1匹の仔猫が寝ていた。

   「庭でか細い鳴き声がしたから見てみたら、これがずぶ濡れになって鳴いていた
   から、ほっといたら死ぬかと思って・・・病院連れてってやってくれない?」と
   言われ、連れて行く事にした。

   病院に連れて行ったら、体温がさがっているから暖めてやって下さいとのこと、
   「ほっといたらもちろん死にます。」と言われた。まだ赤ちゃんだからミルクを
   やって下さいとも言われ、注射器でせっせとミルクをやる羽目になった。

   当然、この日からぷちは『うちの猫』になった。