めいの場合

 
3ヶ月前のある日。外猫のでぶにご飯をあげたあとのお皿を片付けている時、1匹の黒猫がこっちを見ながらうちの庭を横切っていた。でぶがうちでご飯をもらっていたのを見ていたんだろう。その姿は自分も欲しいけどくれないだろうなって感じだった。

その黒猫が痩せていたこともあり、可哀想になってすぐ傍にいた母と「あの猫にもご飯あげようか」と相談。母が黒猫に「ご飯あげるから、ちょっと待っといで」と言ったら、黒猫は本当に戻って来た。すごいなぁ…言葉がわかったのかな? と2人で少し驚きながらご飯を用意してあげたんだけど・・・これが間違いだったんだよなぁ・・・。

黒猫はそれからうちでご飯を食べていくようになった。母とメス猫みたいだから子供を産んだら困るね。でも逃げないし人に慣れているような感じだから捨て猫かも。これなら捕まえて避妊手術が出来そうだと話していた。

ところが! それから10日くらい経った頃だろうか? いきなり庭に3匹の仔猫が現れた。こ、これは・・・お前、子持ちだったのか〜!
仔猫はキジトラが2匹と黒猫が1匹。結局4匹の猫にご飯をあげることになってしまった。

仔猫たちは毎日庭でじゃれていたんだけど。3週間ほど経ったある日、母から1匹の仔猫の元気がないと聞かされた。庭に出てみたけど夜だったんで仔猫の姿は見えなかった。

翌朝庭を見てみると、ダンボール箱の中で母猫と仔猫2匹がくっついて寝ていた。そしてクーラーの室外機の下に仔猫が1匹。
なんで1匹だけこんなところに・・・。狭い室外機の下なんで仔猫の様子はよくわからない。でも、一昨日までは私たちの姿を見ただけで逃げていたのに、この時は逃げようとしなかった。

母と相談して仔猫を病院に連れて行った結果、仔猫は眼圧が高くて目が飛び出していた。黒目は膜が張ったようになっている。光はわかるようだけどちゃんと見えていないだろうとのこと。すりガラス越しに見ているような感じだろうと言われた。そしてその原因として考えられるのは・・・『FIP』という発症したら助からない病気。

目のこともあり、外に出したら死んでしまうと言われ、またこのパターンだよ・・・とガックリしながらもうちの猫にするしかなかった。