はな&じろーの場合

 
   1年前のある日、うちの庭で野良猫が4匹の子供を産んだ。4匹ともすぐに
   私と母に懐いてしまった。ところが、気が付くと一匹足りない。1匹はやたらと
   激しい下痢をしている。病院に連れて行くと、犬のなる病気で猫には珍しいと
   言われた。このままでは死んでしまうと言われ入院させたが、結局死んでしまった。
   後で聞いたところによると、いなくなった仔猫も同じ病気で死んだらしい。

   残った2匹も、もしやと思い病院に連れていったらやはり同じ病気だった。
   前の仔猫ほど酷くはなかったので、今度は入院させずに家の中に入れて薬を
   やる事にしたが、1匹がおとなしくしていない為、やむなくその1匹は外に出した。
   便から伝染するから熱湯消毒をするようにと言われ、毎日庭に熱湯をまいた。
   植物にはいい迷惑だっただろう。

   2匹とも病気が良くなってきたなと思った頃、外に出した仔猫の様子がおかしい。
   透明の便をしている。病院に連れていったら食べ過ぎと言われ、このまま食べ
   続けると死んでしまうといわれた。外にいるとどこで何を食べてくるのか解ら
   ないので、こいつも家の中に入れる事にした。今度はこいつもおとなしかった。

   「2匹とも元気になったら外に出す。」はずだったのに、未だに家の中にいる。
   このはなとじろーもすでに『うちの猫』になっていた。
   ちなみに食いすぎ猫がじろーのほうだ。